ポーランド アウシュビッツ強制収容所
簡単に言えばドイツのヒトラー率いるナチス党の人たちがユダヤ人をその場所に強制収容し、大量虐殺(ホロコースト)を行った場所である。今では、世界の負の遺産として残されている一つである。
僕は、二度とこういう事は起きてはならないと思う。
それを未来の子どもたちに伝えて行くことが僕に出来ることなのかなと思い、実際に自分の目で確かめようと思い、今回、この場所に訪れた。
アウシュビッツ強制収容所には唯一、日本人ガイドとして働いている中谷剛さんという方がいるのでその方に事前に直接メールをして、ガイドをお願いすると、案内してくれるので、行くという方なら確実にガイドをお願いする事をお勧めします!!
僕も中谷さんにガイドをして頂きました。
が、今の社会情勢や日本の歴史、世界の歴史についての知識が浅はか過ぎて、なかなかついていくのには必死だったので、そういった今の日本の歴史と現在、そして未来にどうなっていくのか大きな流れを事前に抑えておく事をお勧めします。
ただ、一つ言えることは、「一人一人の心の中にある差別や偏見。」
そして、「本質を見ずに多くの人がこう言っているからといって、とりあえずそこについて行こう!」という安易な考え。
そういった事から全てが始まったと言われていました。
つまりは、ヒトラーが!というよりも国民が上記のような事を行った結果、
ユダヤ人を差別する風潮というのに拍車をかけ、あのような残虐な出来事が起こってしまったと言われてました。
難しい事はよくわかりませんが、
そこで学んだ事。
いろんな価値観や考え方がある中で何が正しいのかということは分からない。何をもって正しいのか、見方によっても色々と変わってくる。ただ、己の価値観だけで物事を判断するのではなく、よく考えて、本質は何なのかをしっかりと見極めることが大切だと考えさせられた。
ただ一言で、ホロコーストのような残虐な事は二度と起きてはいけない。と片付けられる問題でもない。
その背景や要因をしっかり知り、根底にあるものから変えていかないといけない。
ホロコーストだけに限らず物事にはそういった背景や要因が必ずあると思うので、しっかりと考える事が大切である。
という事だ。
これを学んだだけでもすごく大きな事である。
もっと勉強していればもっと多くの事を学べたかもしれないが、
今学べた範囲の事でも子どもたちに多くの事は伝える事ができる。
ここで学んだ事を自分だけのものにするのではなく、多くの人に少しでも伝えるという事が僕の使命だと思う。